北海道羅臼町の羅臼漁協所属の漁船2隻がロシア国境警備隊のヘリコプターから銃撃された事件で、衛星を使った2隻の位置情報が、銃撃事件前後の約4時間半にわたり途絶えていたことが、第1管区海上保安本部と北海道庁の調べで分かった。2隻はこれまでの操業でも2時間以上も情報が途絶えるケースが相次いでおり、捜査関係者は、故意に電源を切った疑いがあるとみて調べている。
同海保が、安全操業の全船に導入されている「衛星通信漁船管理システム」(VMS)の記録を、羅臼漁協から提供を受け分析。銃撃事件のあった1月29日、2隻からの電波を午前8時過ぎまでほぼ30分間隔で受信していたが、同日午前8時半ごろから、午後1時ごろまで位置情報が途絶えていたことが判明。 さらに同海保は、2隻からの電波受信が1月8日の操業開始以来、連続して2時間以上も途絶えていた日が延べ10日近くあったことも重視。捜査関係者は「あまりに不自然。常習的に故意に電源を切って、区域外で操業していた可能性がある」と話している。 このシステムは、07年1月に安全操業の船がロシア側に2度目の拿捕(だほ)をされたことから、適切な操業を証明する手段として09年10月に導入した。【本間浩昭、坂井友子】 【関連ニュース】 <銃撃された漁船は>被弾の2隻、弾痕を隠す 事実を隠ぺいか <日本側は>北海道漁船銃撃:露外務省に抗議 <事件の一報>ロシア:国境警備隊ヘリ、2漁船を銃撃 漁協「安全水域で操業」−−国後島沖 ・ 【新・関西笑談】火を噴くアーティスト(5)現代美術作家 ヤノベケンジさん(産経新聞) ・ 岡田外相、10日に訪韓へ(産経新聞) ・ 埼玉不審死、きょうにも再逮捕 交際男性殺害の疑い(産経新聞) ・ 副知事室で現金手渡し=県庁など捜索−町村会汚職・福岡県警(時事通信) ・ 国が止めても県が入札開始…八ッ場ダム関連工事(読売新聞)
by zrbkffiark
| 2010-02-05 17:53
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